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【ワークショップ】福岡女学院・中学3年生を対象に「視覚障害者からの問いかけ」ワークショップを実施しました!

コロナ禍にはじめたオンラインワークショップ「視覚障害者からの問いかけ」は、これまで一般の方や企業を対象にしてきましたが、今回は福岡女学院中学校の中学3年生を対象に、人権学習として実施しました。 PLAYERSにとって、初の学校との共同開催です。


福岡女学院校舎の写真










学校法人福岡女学院 →https://www1.fukujo.ac.jp/


<実施概要>

日時:2022年1月20日(木)11:00-11:50

視覚障害者:3名

参加者:福岡女学院 中学3年生 80名

場所:福岡女学院中学校・高等学校 シオン館・Zoomウェビナー

運営サポート:一般社団法人PLAYERS


<プログラム>

・アイスブレイク

・視覚障害者からの問いかけ

 1) 目の見えない人とデートするならどこに行きますか?

 2)友達に助けを求めた事がありますか?

 3)入試当日、駅まできてお財布を忘れたことに気がつきました。スマホもバッテリー切れ。さあどうしますか?

① 交番に行く ②駅の改札で相談する ③近くの大人に助けを求める ④受験をあきらめる

・質疑応答



冒頭にzoomのウェビナー形式で、3人の視覚障害当事者たちからそれぞれのプロフィールや趣味、見えなくなった時期やどういった工夫をして暮らしているかが語られました。

「視覚障害者」とひとくくりにしてしまいがちですが、1人ひとり異なる背景があることや見え方も違う、ということに、生徒たちは驚いていたようでした。


最初の質問は「目の見えない人とデートするならどこに行きますか?」。生徒たちからは、「水族館」「おうちデート」「アイスを食べに行く」「映画」など、等身大の答えが行き交うと、当事者から「目が見えないから、と考えるよりも、好きな人が行きたいと思うところに、一緒にいこうって言ってもらえるのがうれしい。だからどこでも楽しめますよ」と感想。教室とzoom画面の両方に笑顔があふれ、いきいきとした対話が生まれました。

終了予定の時刻になっても当事者への質問が数多く寄せられ「もっと話したい」と生徒から声があがるほど。


実は視覚障害者であるPLAYERSの中川テルヒロは、学内からオンラインで参加しており、終了直前にサプライズで教室へ。突然の登場に、生徒たちは手をたたいて大喜びでした。

対話でお互いを知っていくとともに、生徒たちはこれまで自分たちに見えなかった心の壁に気づいていったようです。

経験による変化は、以下のアンケート結果にも顕著にあらわれました。


アンケート集計結果(※詳細は末尾に記載)によると、

「 視覚障害者をどのくらい身近に感じますか?」という質問に対し、ワークショップ実施前は「とても身近に感じる・身近に感じる」が17.5%だったところ、実施後は76.4%に大幅に増加。


また「視覚障害者に声かけをしたことがありますか?」という質問に対して、実施前は「はい」が9.1%だったのが、実施後に「 今後、街中などで視覚障害者を見かけた時に声かけをしてみようと思いますか?」という問いに対して「とても思う・思う」が93%という結果になりました。


<生徒の声・アンケートより>

「とても楽しい雰囲気で、もっとお話を聞きたかった」

「ドラマを見て気になっていた疑問点などが多くあったので、知ることができてとっても面白かった」

「もし自分だったらと考えるいい機会になった」

「人に声をかけるのは苦手だけど、これからは勇気を出して声をかけようと思った」

「障害のある方に、もっともっと私たちのことを頼ってもらってもらいたいなと感じた」

「これから障害のある方だけでなく、困っている人を見かけたときには話しかけていこうと思う」


<担当教諭 柿原寿人さん> 当事者の方のお話を聞くという授業はこれまでも実施してきましたが、「聞かれる」という経験は生徒たちにとって新鮮だったのではないでしょうか。人権学習や道徳の学習は、どうしても教科書や映像の中の話としてとらえてしまい、自分事になりにくいものですが、聞かれて、考えて、答えるという行動は、すでに自分事になっている。授業の様子やアンケートの結果を見ても、意識を変える大きなステップになったことを確信しました。実施できて本当によかったと思います。


より良い社会にするためには、まずは「知ること」から。

PLAYERSは今後も、オンラインでも様々な場・機会でワークショップを提供していきます。


▼事前アンケート集計結果

Q2. これまで街中などで視覚障害者を見かけたことはありますか?

はい   66人 85.7%

いいえ/ないと思う 11人 14.3% Q3. 視覚障害者に声かけをしたことがありますか?

はい      7人 9.1%

いいえ/見かけたことがない 70人 90.9% Q5. 3で「いいえ(声かけをしたことがない)」と答えたかたにお伺いします。あなたが、街中で見かけた視覚障害者に、声をかけたことがない理由をお答えください。(複数選択可)

困っている印象を受けなかったから 35人 50.0%

どのように声をかけて良いか分からなかったから 28人 40.0%

逆に迷惑になりそうだから 24人 34.3%

具体的な手助けの仕方が分らなかったから 19人 27.1%

勇気が出なかったから 15人 21.4%

既に別の人が手伝っていたから 10人 14.3%

視覚障害者であるか判断がすぐにつかなかったから 10人 14.3%

盲導犬と一緒にいたから 8人 11.4%

近寄りにくい雰囲気だったから 4人 5.7%

忙しかったから 3人 4.3%

目立ちたくなかったから 3人 4.3%

会ったことがないから 3人 4.3% Q6. 視覚障害者をどのくらい身近に感じますか?

とても身近に感じる 5人 6.5%

身近に感じる 9人 11.7%

どちらかというと身近に感じる 22人 28.6%

どちらかというと身近に感じない 24人 31.2%

身近に感じない 12人 15.6%

全く身近に感じない 5人 6.5%


▼事後アンケート集計結果

Q1. 今回のワークショップをどのように感じましたか?

役に立った 72人 100.0%

どちらでもない 0人 0.0%

役に立たなかった 0人 0.0% Q3. 今後、街中などで視覚障害者を見かけた時に声かけをしてみようと思いますか?

とても思う 32人 44.4%

思う 35人 48.6%

どちらでもない 4人 5.6%

思わない 1人 1.4%

全く思わない 0人 0.0% Q4. 視覚障害者をどのくらい身近に感じるようになりましたか?

とても身近に感じる 21人 29.2%

身近に感じる 34人 47.2%

どちらかというと身近に感じる 14人 19.4%

どちらかというと身近に感じない 2人 2.8%

身近に感じない 1人 1.4%

全く身近に感じない 0人 0.0%



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