ISSUE視覚障害者が安心して外出できる社会PLAYERSが実施した「視覚障害者の白杖に関するアンケート」では、約8割が「白杖が折れたり、折れそうになった事がある」と回答。その他にも、「白杖を持つことに抵抗がある」「周囲の目が気になる」「デザインが良くない」など、視覚障害者の多くが白杖について不安や不満を抱いていることが分かりました。そこで、軽量かつ丈夫で疲れにくく、デザイン性が高い白杖を製品化することで、視覚障害者が安心して外出できる社会の実現を目指しました。 IDEA持って出掛けたくなる白杖PLAYERS理事で視覚障害当事者である中川をはじめ、多様な視覚障害者や歩行訓練士、ガイドヘルパーといった支援者へのリサーチを通じて、「白杖を持ちたくない、隠したい」という本質的な課題を特定。「持って出掛けたくなる白杖」というコンセプトを着想しました。 SOLUTION当事者と共にプロトタイピング①定性調査・テーマ設定視覚障害者・歩行訓練士・ガイドヘルパーなどにインタビューを実施。視覚障害に関する様々な課題のテーマの中から、「白杖」に着目。②定量調査・課題設定「視覚障害者の白杖に関するアンケート」(2020/11 視覚障害者261名)、「晴眼者の視覚障害に関するアンケート」(2021/9 晴眼者1,000名)を実施。インタビューとアンケートの結果をもとに、解決すべき課題を設定。③共創ワークショップ・コンセプト着想視覚障害者・PLAYERS・ミズノでワークショップを実施し、「持って出掛けたくなる」というコンセプトを着想。④ ユーザーテスト・価値検証試作品の白杖を視覚障害者や歩行訓練士に使用していただき、コンセプトや機能性などの価値検証。⑤ 社会調査・社会課題の明確化視覚に障害がない晴眼者を対象に「視覚障害に関するアンケート」を実施(2021年9月・20~60代の晴眼者 男女1,000名)。社会側に隠れている課題を明確にした。 RESULT視覚障害者から高評価、アワードも多数受賞2022年3月、製品発表会を開催し、数多くのメディア露出を獲得。メディア露出を通じて、多くの視覚障害者に情報を届けることができ、売上は好調な出だしとなりました。また、当事者との共創によって社会課題を解決したことなどが評価され、グッドデザイン賞などを受賞しました。 関連コンテンツ%3Cblockquote%20class%3D%22twitter-tweet%22%3E%3Cp%20lang%3D%22ja%22%20dir%3D%22ltr%22%3E%3C%2Fp%3E%3Ca%20href%3D%22https%3A%2F%2Ftwitter.com%2FPLAYERS_gia%2Fstatus%2F1551144319742283780%22%3E%3C%2Fa%3E%3C%2Fblockquote%3E%20%3Cscript%20async%20src%3D%22https%3A%2F%2Fplatform.twitter.com%2Fwidgets.js%22%20charset%3D%22utf-8%22%3E%3C%2Fscript%3E公式サイト:https://jpn.mizuno.com/poweredlife/mizunoadapt/whitecane共創ストーリー:https://www.players.or.jp/story/mizuno/